お客様より製作依頼を受けた製品を、実際に形とする為の金型の設計を行います。
機械工学や材料力学などの知識に加え、3D・2D CAD操作スキルやコミュニケーション能力も求められます。

具体的にどんなことをするの？
製品の形状を理解する: お客様が作りたい製品の図面や3Dデータをもとに、製品の形状や寸法を詳しく調べます。
金型の構造を設計する: 製品の形状に合わせて、プラスチックを流し込むための型の中身や、製品を取り出すための仕組みなどを設計します。
金型の強度を計算する: 金型が壊れないように、必要な強度を計算し、金型の厚さや材質などを決めます。
CADで設計図を描く: コンピューターを使って、設計した金型の形状を正確に3D2Dの図面で描きます。
試作品を作って確認: 実際に金型を使って製品を作ってみて、設計通りにできているか確認します。

この仕事の『やりがい』
モノづくりの楽しさ: 自分が設計した金型で製品が作られることを実感できます。
世の中にないものを創り出す: 新しい製品の誕生に貢献できます。設計した製品が街中や知人の生活を豊かにしていることを実感できます。
技術的な挑戦: 常に新しい技術や材料が登場するため、常に学びながら仕事ができます。
コミュニケーション能力が向上: 関係者とのコミュニケーションを通して、円滑な作業を進めるための能力が向上します。

金型は、プラスチック製品の品質を左右する非常に重要なものです。組込仕上げの作業によって品質は大きく左右されます。いわば、設計の意図を具現化する職人です。これまでの技術の蓄積と、自己スキルの獲得を肌で感じることが出来る部門です。
設計以上に人の手での作業で、AI化ロボット化が難しい領域です。それだけに、今後もロボットになり替わる事のない人の技術を発揮する仕事です。

具体的にどんなことをするの？
部品の組み立て: 金型を構成する様々な部品（コア、キャビティ、スライドなど）を、設計図を参考にしながら組み合わせていきます。
磨き:樹脂が流れる製品部分の磨きを行います。製品ごとの要求品質によって、ヘアライン状から鏡の様な鏡面磨きまで、各種ツールを使い人の手によって仕上げていきます。
調整: 組み上げた金型が正しく動作するように、各部品の隙間や動きを調整します。
仕上げ: 組み上げた金型にバリや傷などがあれば、手作業や機械を使って丁寧に仕上げます。
検査: 完成した金型が設計図通りの形状、寸法になっているか厳密に検査します。
試作品作成: 組み上げた金型を使って試作品を作り、問題がないか確認します。

この仕事の『やりがい』
製品の品質向上に貢献: 自分が作った金型で高品質な製品が作られることに直接的に貢献できます。
スキル習得の実感:人の手による作業が主の為、自分の成長やスキル習得をより実感できます。
ものづくりの一端を担う: 自分の手で金型という製品を完成させることで、モノづくりの過程に深く関わることができます。
世の中にないものを創り出す: 新製品の金型を組み上げることで、世の中にまだない製品の誕生に貢献できます。
トラブルシューティング: 組み立て中に発生する様々な問題を解決することで、問題解決能力が養われます。